修己の会

本催しの趣旨

JMIでは、単なる修了者同士の交流という域を超えて、修了者の方々が生涯を通じて学び続け、自分自身を修練する場として、「修己の会“年次研修会”」を開催しています。
“年次研修会”では、経営者や著名人による講演のセッション、専門家による社会情勢についての解説のセッションなど、多彩なプログラムを通じて修了後のブラッシュアップを図ります。

「修己の会」という名称については、朱熹(朱子)の「大学章句序」の中にある「修己治人」という言葉に由来します。
その意味は、「自分を修養して徳を積み、世を治めていくこと。自分の修養に励んで徳を積み、その徳で人々を感化して、世を正しく治めること(儒教の根本思想)」です。
JMAマネジメント・インスティチュートの修了者として、「修養して徳を積みつづける」、そんな会合にしていきたいという思いを込めています。

  • 講演日程

    2022年11月2日(水) 15:15~18:30(予定)

    スケジュール

    • 主催者挨拶
    • ファシリテータ紹介(川名浩一氏)
    • ご講演① 野口聡一氏
    • ご講演② 鴻上尚史氏
    • 鼎談(ていだん)
    • 懇親会
  • 会場

    経団連会館 2階 経団連ホール
    (東京都千代田区大手町1-3-2)
    http://www.keidanren-kaikan.jp/map.html

    2022年度 年次研修会テーマ

    「異分野のプロフェッショナルに学ぶ世界観・人間観」

登壇者


  • 野口聡一氏
    宇宙飛行士

    講演テーマ

    挑戦をやめない生き物を、人類と呼ぶ
    ― 文理融合で目指す総合知

    概要はこちら
    人類が本格的に宇宙に進出してから60年が経過しました。宇宙開発初期は国威発揚、冷戦下の覇権争いが中心であったが、2020年は史上初めてプロの宇宙飛行士より宇宙旅行者の数が上回り、いよいよ民間企業主導による本格的な宇宙空間の商業利用が始まろうとしています。一方で、ウクライナ情勢に伴うロシアの孤立、中国の独自宇宙ステーション建設や月面探査の進展など、地政学的な対立を背景にした経済安全保障問題が宇宙開発にも大きな影響を及ぼし始めています。今回の講演では、過去3回の有人宇宙飛行(アメリカのスペースシャトル、ロシアのソユーズ、そして民間企業Space-X社のクルードラゴン)の経験をベースに、①宇宙にいくということ、宇宙での活動や生活の様子、宇宙開発が我々の生活にもたらすもの、そして②宇宙からの帰還とこれからの人生、文理融合で目指す総合知への取り組み、について議論します。
    プロフィールはこちら
    1965年生。東京大学大学院修了。
    1991年(株)IHI研究開発部勤務。
    2005年スペースシャトルに搭乗し日本人として初めて国際宇宙ステーション(ISS)で船外活動を行う。
    2009年日本人として初めて副船長としてソユーズ宇宙船に搭乗。
    2014年国際NGO法人「世界宇宙飛行士会議」会長にアジア人で初めて就任。
    2020年米国人以外で初めてSpaceXクルードラゴン宇宙船に搭乗し「世界で初めて3種類の宇宙帰還を達成した宇宙飛行士」等でギネス世界記録(2種目)に認定された。
    船外活動通算4回、ISS滞在通算日数335日(日本人最長)。
    2022年「宇宙からのショパン生演奏」動画などでYouTube Creator Award受賞。
    サウジアラビア宇宙委員会諮問委員、東京大学および日本大学特任教授。公益財団法人安藤スポーツ・食文化振興財団理事。
    (株)イー・ウーマンアドバイザー。趣味は料理、キャンプ、飛行機操縦。

  • 鴻上尚史氏
    劇作家・演出家

    講演テーマ

    同調圧力とエンパシー

    概要はこちら
    この国の生きづらさの原因である「同調圧力」と、最近話題の「エンパシー(相手の立場に立てる能力)」について解説します。
    日本独特の「世間」の正体を解明し、この国の生きづらさを生き抜く知恵や「エンパシー(相手の立場に立てる能力)」の育て方を含めてより良いコミュニケーションの秘訣を語ります。
    プロフィールはこちら
    作家・演出家。
    1981年に劇団「第三舞台」を結成し、以降、作・演出を多数手がける。
    これまで紀伊國屋演劇賞、岸田國士戯曲賞、読売文学賞など受賞。
    演劇の他に、エッセイスト、小説家、テレビ番組司会、ラジオ・パーソナリティ、映画監督など幅広く活動。
    著書に近著に「鴻上尚史のほがらか人生相談〜息苦しい「世間」を楽に生きる処方箋」(朝日新聞出版)、「何とかならない時代の幸福論」(共著/朝日新聞出版)、「同調圧力 日本社会はなぜ息苦しいのか」(講談社現代新書)、「演劇入門 生きることは演じること」(集英社新書)」ほか多数。桐朋学園芸術短期大学特別招聘教授。
    昭和音楽大学客員教授。

ファシリテータ


川名浩一氏
元・日揮ホールディングス株式会社
副会長

参加対象者

主催者からのメッセージ

野口氏、鴻上氏をお招きし、それぞれの分野の第一人者として、今までのご経験から得た世界観・人間観についてご持論をご披露いただきます。
鼎談では、企業経営者であり、JMIマネジメント・インスティチュート修了生でもある川名氏も加わり、自身が日頃からどのような意識・行動を心掛けていらっしゃるのか、判断の軸や意思決定の拠りどころ等についてもお聞かせいただきます。
企業の最前線で日々格闘する皆様にとって、自身・自社のあり方を振り返り、持続可能な社会づくりをあらためて考えるきっかけにしていただければ幸いです。

(参考)過去ご講演者

教育・研修に関するご相談・ご質問などお気軽にお問い合わせください!

ページの
先頭へ