エグゼクティブ・マネジメントコース 修了者の声

修了者の声

株式会社ニチレイ 代表取締役社長 大櫛 顕也 氏(2013年度修了者)

株式会社ニチレイ
代表取締役社長
大櫛 顕也 氏

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大櫛様は、経営企画部長在職時にご参加いただきました。
本コースで学び、実際に実務で役立っていることはなんですか?

当時のことは今でも良く覚えています。非常に刺激的で、新たな気づきを得ることができました。特に、思考することの大切さを学びました。
この研修ではさまざまな業界から参加者が集まります。自分とは全く違う考え方の人に出会うことができます。それがすごく刺激的でした。
自分たちの業界では大事だと思っていることが、その方にとっては大事ではなかったりします。逆に、その方が大事だと思っていることが、私にとっては些細なことだったりする。おかげで「本当に重要なこととは何か」を考えるようになりました。研修期間中、そのことをずっと考えていました。

共同テーマ研究では、プログラム外でもチームメンバーと集まり、一日かけて課題に取り組みました。その日がクリスマスということもありました。
メンバーと議論するのはとても面白かったですね。お互いに利害関係がありませんので、それぞれが自由闊達に意見を述べられる場でした。本当に色々な意見が出ますから、最初はグチャグチャな状態になりますが、いつのまにか、自然と役割ができて、チーム一丸になって取り組めるようになりました。
恐らく参加しているメンバーそれぞれが積極的に議論に関わることができたから、あのように取り組むことができたのだと思います。他人事だという姿勢の人が一人でもいたら、難しかったでしょう。皆が自分の発言に責任を持ち、建設的な議論になっていく、そのプロセスが心地よかったです。
チームワークが良く、パフォーマンスがどんどん上がっていったので、「このメンバーで会社を作ったら、面白いのではないか」と思ったぐらいです。普段の日常業務の中では、なかなかあのようには議論できません。
本当に貴重な経験でした。チームのメンバーとは今でも交流があります。

今、振り返るといい思い出ですが、研修中は大変でした。
必読書を読まなければいけないし、課題も多かったので、きつかったです。大変でしたが、しかし、とても楽しかった。
地方合宿で企業を見学したこと、みんなで懇親したこと、海外視察でミャンマーに行ったこと等、今でも鮮明に覚えています。とても印象深い研修でした。

大櫛様は2019年に社長に就任されました。
「社長の仕事」はどんなことだと考えますか? 
また、社長になって改めて必要だと思った力はありますか?

社長の仕事は、「企業価値を継続的に向上させていくこと」だと思います。どのように会社の価値を上げていくのか、その方法を考え実現していくことが私の大きなミッションです。
社長になったから、全く違う能力が必要になるとは思っていませんでしたが、就任時は不安を感じることもありました。
しかし、時間は限られている。「足りないと思う部分は補うしかない」と考えるようになりました。
そのため、社内では、色々なことを議論します。それらを判断材料にして意思決定するわけですが、最終的に判断するのは自分であり、そのプロセスで「深く考える力」が必要になります。まさに、研修で気づき、学び、鍛えられたところですね。

現実的には、判断するのが難しい課題もあります。時代によって、最適な答えが変わることもある。難しい判断を下した時には、このように考えて決めたのだということを次の世代に伝える必要もあります。
そして、もし間違いに気づいたら、それを軌道修正することも大切です。長期的な視野で経営をしていますから、長い目で見たときにその決断がボディブローのように効いてきます。意思決定における意識や行動は以前から必要でしたが、社長になってさらに必要になったと思います。

本コースへ参加を検討されている方へアドバイスをお願いします。

長くもないが、決して短くもない、研修コースの期間中、物足りなさを感じることはありませんでした。各講義のテーマや先生方の話す内容も濃く、素晴らしかったです。日常業務で忙しい中、ギリギリ詰め込んで学んでいく、そこが鍵だったような気がしています。
私は研修を通じて「自分で深く考えること」がいかに大事であるかを学びました。参加される方は、研修を通じてそのことに改めて気づき、学ぶことができると思います。

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