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修了者の声

三越伊勢丹 藤森 健至 氏インタビュー

藤森 健至 氏
株式会社三越伊勢丹ホールディングス
執行役員

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リーダーのためのリベラルアーツコース
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ご参加当時に担当されていた業務、ポジションを教えてください。

人事部で異動・評価・昇格を担当する責任者で、毎年現場の中核人材(主任~部長)約250名のキャリア面談をしていました。当然私自身が経験したことのない、細かな実務のことはわかりませんが、どんな社員にインタビューするにも、ビジネスに共通する大切な部分をおさえておけば、その人物の力は測れるのではないかと考え、それを学ぶために「リペラルアーツコース」参加に自ら手を挙げました。

当時のご自身および業務における課題は何ですか?

人事として当時私が大切にしていたテーマは、「適数・適材・適所」です。重要なことは、自分自身の軸を持ちながら適数配分し、適材適所を意識することです。そうしないと現場の声に振り回されてしまいます。これを実現するためには百貨店内部の思考だけではダメです。「組織は戦略に従う」と言いますが、例えば戦略構築についての世の中の普遍的な考え方やルールを学びたかった。その頃からわが社にもイノベーションが迫られていましたが、イノベーションを起こすというのはどういうことか、それをリアルに聞いて理解できる、本とは違い質問もできるということで「リベラルアーツコース」に参加しました。実際、コース内ではいつも一番に手を挙げて質問をするようにしていました。
また、当社では昇格試験アセスメントも他業態のケースで行います。百貨店のことばかりやっていてはダメだという考えからです。以前ある講演を聞いた際に、全く異なる畑の話を聞くのは面白いと気づきました。それからは一流の人の声を生で聴く機会を意識的につくるようになりました。

ご参加にあたって当コースへ期待されたことは何でしたか?

「なるべく広い範囲で、普段自分が触れない世界の話に触れる」ことでした。結論としては、触れたものが全て初めてのことで全て新鮮でした。更にそれによって、それまで触れてきたことの理解が深まり、物事の見方が変わるという発見もありました。「意識次第で物事の見方が変わる」「見えていなかったものが見えてくる」というのがリベラルアーツの一番の効用ではないでしょうか。

参加されての一番のインパクトは何でしたか?

第3単位京都合宿での山折先生(※)のお話はインパクトが強かったです。特に「三層構造」の話は衝撃でした。着眼点、物事の考え方が全く違い、非常に勉強になりました。状況と自分の立場、役割によって自在に視座をコントールすること、そうしないとピジネスの課題もわからないし解決できないことを学びました。
(※)国際日本文化研究センター名誉教授 山折哲雄 氏

印象的な講義、ディスカッション、イベントなどがあれば教えてください。

第4単位の藤井講師(経済産業研究所)の話も役立ちました。日本の暗黙知や、自分を見せない奥ゆかしさ故に、自分に都合の良いルールを押し出す欧米にしてやられるケースがままあることを学びました。また、第3単位の龍安寺訪問も印象的でした。石庭をじっと跳めながら当時の設計の意図を探るような時間は普段は持てません。他には、最終単位での「大局観」の講義が、参加後の業務に活かせました。リーダーとして今後自分がやるべきことを描き皆に決意表明しましたが、これはやってよかったと思いました。「学んで終わり」ではなく、どう活かすかをリアルに考え実際に参加後の行動につながったので、その後の組織づくりにも活きました。
このように、各単位で役に立つ部分があるコースでした。さまざま学んだことの中に共通している事項があるとそれが自分の軸づくりに役立ちます。学び続けて共通点を見つけ、いかに自分のものにして自分の言葉でアウトプットするか。かけ離れた話の中に共通項が見えてきた時、考え方が進化します。

当コースに参加されてご自身が成長されたと感じるところや変化について教えて下さい。

より広く、知らない分野のことを学ぼうという姿勢になったのが大きな変化です。「広く学ぶと得をする」ことがわかりました。遠回りに見えて近道であることが体感できました。コースが修了した後も様々な学習機会を進んで活用しています。チャンスがあれば時間とお金を投資するのが当たり前になってきていることが一番の変化です。
また、業界問わずどこでも働いていけると思えるようになりました。全て人間がやっている会社なのでみんな同じではないかと思います。

これから参加される方へのメッセージをお願いします。

「自分の日常では触れることができない幅広い事実や、 一流の視座の高い情報に触れる」ことができます。昔からの普遍的な情報に触れることがキャリアの近道になります。「変化!変化!」といわれる世の中で、「変わらないもの、普遍的なものは何か」をわかっていることも、同じくらい重要かと思います。
また、どんな業種の人とも話せる土壌ができることがリベラルアーツの良さです。正解がわからない中での意思決定や、変革・創造の面で必ずプラスに働きますし、上位職であればあるほど必要になるものだと思います。

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