戦略人事プロフェッショナルコース
経営のパートナーとして企業をリードする『人事プロ』、
そして未来のCHROを育成する
自社の経営戦略や事業戦略に合わせた人材マネジメントを行う「戦略人事」の基本を理解し、
それを自社において展開できる人事プロフェッショナルを育成します
課題背景
COVID-19により、日本企業の労働環境は急速に変化しました。それに伴い、働き方、雇用のあり方、人材の価値観の変化、日常のマネジメントも大きく変わろうとしています。
人事部門は、この大きな変化に合わせて、これまでの人事戦略・人事施策・運用の全てを改めて見直す必要があります。
しかしこの複雑な状況下では、自社の取組に対して相対的に比較できる正解がありません。各企業の人事はあらゆる変化の要素を認識し、客観性を養いながら、自社の取組を総点検する力が求められます。

今求められる人事部の役割
- 経営や事業を取り巻く状況をよく理解している
- 人材や組織に影響を与える変化を認識している
- 不確実性の高い環境下でも、
ビジョンと戦略を示し、着実に実行できる - 論理と感性を持ち合わせ、
経営者と社員から信頼されている
貴社の人事部はどれくらい当てはまりますか?
本コースの目的
- 自社を取り巻くマクロ的変化、自社の経営や事業を読み解くための視点や意識を持つ
- 経営、事業目標達成のために、人材と組織の力を最大限に引き出す効果的な人事戦略を立案、実行できる
- 現場で働く社員やチームを深く理解し、社員から信頼される
以上のような人事マネジャー、人事リーダーを養成し、将来の人事執行役員となる人材を育成していきます。
対象層
- 本社人事部、事業会社人事部の人事マネジャー及びその候補者
- ダイバーシティ推進、採用・人材開発、組織開発等の担当者
- 事業部所属人事(HRBP)等の担当者
※人事機能の全体像や役割をある程度理解している方が望ましいですが、経験の浅い方には別途フォローを行います。
コース概要
会期
2021年8月~2022年2月開催予定(全7回・12日間)
形態
全集合または集合+オンライン形式
(※コロナウイルス感染状況により全オンライン開催の可能性もあります)
参加者数
最大20名まで(1社複数名の参加も可能です)
コースの特長 - どう育成するのか?
1人事戦略に影響を与える注目度の高いキーワードの本質を学ぶ
「働き方」「ジョブ型」「グローバル・グループ経営統合」といった現在注目度の高い項目について、表面的な知識だけではなく、それぞれの本質的特性、その項目が与える機会や脅威といったことを体系的に学び、人事戦略を考えるための素地を形成していきます。
【2021年度プログラム(予定)】- 第一単位:人事戦略を描くために―経営・事業戦略を理解する―
- 自社の人材・組織特性を経営・事業に活かすための戦略立案の視点・考え方
- 第二単位:ポストコロナの雇用と働き方/多様な価値観が共存するマネジメント
- ジョブ型雇用をはじめ、これからの労働環境と企業課題に合わせた雇用や働き方の本質的理解
- 異なる働き方、多様な価値観を有する人材の力を引き出すための企業文化とマネジメント
- 第三単位:【外資系企業から学ぶ】相乗効果を生み出すグローバル・グループ経営と人材マネジメント
- 成長を加速する各国現地法人・グループ会社の経営のあり方と、そのための文化形成や人材マネジメントについて外資企業と日本企業の比較
- 第四単位:サステナブル経営のための事業構造変革と人事施策
- 企業の新しい成長のための事業ポートフォリオの変革とその変革に寄与する組織構造変革、採用や人材開発などの人事施策について
- 第五単位:人事の変革と人事プロの成長
- HRDX・HR Analyticsなど新しい武器の活用
- これまでの講義から人事部門のビジョン、人事部組織、職務のグランドデザインを考える
- 第六単位:個人研究発表
- 第七単位:チーム研究発表
2一流の講師による理論と本質の理解促進
本コースでは学習院大学の守島教授をはじめ、各分野の学識者をお呼びし、普遍的な理論、考え方を解説。自社の課題抽出や戦略立案の素地を築いていきます。

学習院大学 経済学部 経営学科 教授/一橋大学 名誉教授
人材論・人材マネジメント論専攻。1980年慶應義塾大学文学部卒業、同大学院社会研究科社会学専攻修士課程修了。86年米国イリノイ大学産業 労使関係研究所博士課程修了。組織行動論・人的資源論でPh.D.を取得後、カナダ国サイモン・フレーザー大学経営学部助教授。90年慶應義塾大学総合政策学部助教授、98年同大大学院経営管理研究科助教授・教授、2001年一橋大学大学院商学研究科教授を経て、2017年4月より現職。18年より副学長。20年より一橋大学名誉教授を授与。主な著書に『人材マネジメント入門』『人材の複雑方程式』『21世紀の“戦略型”人事部』『人事と法の対話』などがある。
3現役人事プロ講演による実践についての学び
各単位で、現役の人事プロ(役員層、部長層)にご講演をいただき、流動する経営や事業の中でいかに人事課題を捉え、戦略に落とし込んでいるのかについて講演していただきます。受講者は「経営と事業をどう理解するのか」「経営層に対しどのように進言するのか」「社員を動機づけし、施策を促進するには」といった本コースでしか聞けない具体的な実践の事例を学ぶことができます。
![]() 元アリババインターナショナル |
![]() 日本ミシュランタイヤ |
![]() 九州旅客鉄道株式会社 |
(※過去講演者一例)
4個人研究+一流アドバイザーのコーチング

1on1 コーチングの様子
受講者には、研修での学びをご自身の業務に生かしていただくため、ご自身の業務を経営戦略・人事戦略の面から見直し、施策検討をするための個人研究課題を行っていただきます。各受講者には、実務経験豊富な担当アドバイザーがコーチングを担当し、人事プロとしての成長に向けてサポートを行っていきます。個人研究結果は研修内で報告会を実施し、受講者の派遣責任者・上長を交えて成果確認を行ってまいります。
【21年度コースアドバイザー(予定)】

日産自動車健康保険組合 理事長
1980年日産自動車入社 、主にものづくり部門、本社部門で人事管理業務に従事、1998年から経営企画室でルノー社との資本提携交渉に参画、アライアンス事業の各種プロジェクトなどを担当。2002年R&D人事総務部長、2003年エグゼクティブ・キャリアコーチを務め、経営トップの人事アドバイザーとして、グローバル日産の主要ポストタレントマネジメントに従事。2012年人事本部 副本部長(グローバル人財開発担当)2016年より現職。

元 花王株式会社 常務執行役員
1979年花王石鹸株式会社(現 花王株式会社)入社され、2000年2月人事部門 組織・企画グループ部長、2004年人材開発部門統括などを人事プロとしてのキャリを経て、2014年に株式会社カネボウ化粧品 代表取締役 取締役会議長、2015年花王株式会社常務執行役員などを歴任。
5チーム研究、事例共有などを含めた受講者同士の相互研鑽

コースでは、チーム研究課題を設定し、日本企業の人事課題における調査・研究及び提言作成を行っていただきます。研究課程やコースの中でのディスカッションなど、密度の濃いコミュニケーションを通して、研修内でしか得られない相互の情報交換、人脈形成を行い、受講者同士で学ぶ意識を高めていきます。
参加企業(会社名50音順・過去5年間)
- AGC株式会社
- 味の素株式会社
- アステラス製薬株式会社
- NECネッツエスアイ株式会社
- 株式会社沖縄銀行
- オムロン株式会社
- オリックス株式会社
- 京セラ株式会社
- キヤノン株式会社
- サントリーホールディングス株式会社
- 株式会社資生堂
- 株式会社島津製作所
- 住友商事株式会社
- ソニー株式会社
- ダイキン工業株式会社
- 武田薬品工業株式会社
- 中国電力株式会社
- TDK株式会社
- 株式会社デンソー
- 株式会社東芝
- 日本電気株式会社
- 日本ハム株式会社
- パナソニック株式会社
- 株式会社日立製作所
- 富士通株式会社
- 本田技研工業株式会社
- 株式会社マンダム
- 三菱商事株式会社
- ヤマハ発動機株式会社
- 株式会社LIXIL
修了者からのコメント
JMAマネジメント・インスティチュートの各コースからは、数多くの修了者が輩出されています。
修了者の方々はその後、各社において重責を担うようになり、培った能力をさらに発揮しています。

杉本 亮 氏
住友商事株式会社 人事厚生部 労務チーム長 兼 人事部 部長代理
人事の世界も大きな変化が求められています。
このコースでは、他社のプラクティスや企業文化を知ることがとても役に立ちました。実際に取組みの裏側のお話を聞くことで「自社で活用できないか」と実践的に考えることができました。
この研修に参加して得られた大きな学びは「働く側の視点の重要性」です。戦略人事として経営目線で施策を考えていくことは当然必要ですが、同時に施策を実行するときには、なぜそれをおこなうかを突き詰め、その意味やメッセージとは何かを考え、積極的に社員に伝えることが大切だということを学びました。
私が参加した時、ちょうど人材戦略を考えなければいけないタイミングでしたので、このコースに参加したことで自分の頭の中を整理することができました。戦略を練っていく上でとても役立ったと感じています。
インタビュー
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