プロフェッショナル・ビジネスリーダーコース

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「プロフェショナル・ビジネスリーダーコース(PBL)」を受講して(受講者の声)食品 T様

よろしくお願いします。弊社、外部環境がやばくなってきまして、一つは規制強化。そして所得の格差ができたこと。アベノミクス、消費の価格帯が安いものから高いものまで出てきている。それから、健康懸念、分煙の要請。健康教育も浸透してきまして、加速度的に上がってきている。この足元の東京でも、受動喫煙防止条例ができそうになっています。オリンピック、パラリンピックもあって加速していきます。テクノロジーも19世紀以来、紙巻きたばこは抜本的な技術改革なしに100年以上続いてきたんですけれども、とうとうアイコスみたいなものが出てきまして、リスク低減商品というのですけれども、同じ技術で大量に安く作っていれば良いというところから、かなり変換点が来ている。競争の環境はどうなっているかというと、紙巻についてのグローバルプレイヤーの寡占化になっているのですけれども、リスク低減商品が出てきて、いろんなわからないものが入ってきそうだということが世界的に見えて来ています。非常に競争環境も厳しい。内部環境を申しますと、JTは専売事業からやってきまして、儲かって当たり前というところでやってきました。ついに、世界の潮流に対しては、チャレンジャーですよと、トップではないですよと意識改革を迫られています。組織的にもずっと均一な組織でやってきたのですが、多様性のある、以前はほとんど男性だったのですけれども、女性が増えて、採用もほぼ半々ぐらいになっていますし、国籍的にも若干ですが、いろんな人が入ってきています。もちろんグループ全般を見れば、グローバル企業ですので、いろんな人がいらっしゃいます。キャリアも生え抜きの入社から定年までいる人がほとんどだったんですけれども、途中で採用する人、出ていく人もいる。かなり多様性が増してきています。これまで国内トップメーカーの成功体験でやってきたのですが、それにこだわらず社内の常識を壊して、多様性を生かして、変化のスピードに対応していきなさいと社長が常々言っております。それで、このPBLに来させていただいております。

何を学んだかというと、ほぼみなさんと同じような形になりますが、書かせていただいております。どうしても自社の型というのがあるんですね。同じような筋立てで同じような戦略でやってきてしまっていた。もう少し体系化した一般常識になれたかなと。ローツェ様の研究と分析の中では、得た知識と型を実際に実践でやったかなのような。実践で近いようなところでやることができた。ローツェさんの中を見ていく中で、うちらでやっていた施策がどのような構造でやっていたのかがよくわかったかなと思っております。人事的にもいろんな取り組みがあったり、チャレンジやいろんな制度があるんですけれども、なんのために自社でやってきたのかがよくわかってきました。自社に戦略にも意味があった。同じようにローツェさんだけでなく他社さんからも刺激を受けて、学びに深まりになったかなと思います。

戦略のプレゼンテーションということで、今一生懸命プレゼンのパワポを作っているところなんですけど、社内でプレゼンするときはお約束の文脈があるんですね。だいたい分析から入っていくんですけれども、でも、同じような言葉を使っても同じように理解してくれるとは限らない。相手の聞く側がいらっしゃるので、論理性、説得性を持ってプレゼンしないと伝わらないんだなということが学びになりました。今後、どのように生かしていくのか。社会人生活20年を超えて、新たな学びをすることが少なくなっている。電車に乗っても寝ているか、ゲームしているか。本なんか読まない。PBL研修で、普段読まない本も読みましたし、知識、スキルを得ることができた。新たな学びを得て、今回はローツェさんの中で実践をさせていただいたわけですけれども、それをすぐに実践するというのが今回のスタイル、メソッドなのかなということを気づきました。JMA素晴らしいということをみんなに言っているわけなんですけども。今回学んだPBLのスタイルを実務でも生かしていきたい。

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修了者からのコメント

JMAマネジメント・インスティチュートの各コースからは、数多くの修了者が輩出されています。
修了者の方々はその後、各社において重責を担うようになり、培った能力をさらに発揮しています。

佐藤 卓爾 氏
佐藤 卓爾 氏
三菱食品株式会社 CSV本部 飲料・酒類グループマネージャー
(2019年度修了)

 コンビニエンス業態向けの酒類カテゴリー営業責任者として、縮小する国内の食品市場の中で、既存の延長ではいつか事業が立ち行かなくなるという課題を抱えていました。 目先の利益を稼ぐために限られたパイプをどうやって競合から勝ち取るのか、また並行して新たな事業領域へどうやって進出するかという事を両立して行う事が重要という認識です。 そのための適切なリソースの配分については大きな課題でした。
 そのため、他業種の方と交流する事による経営戦略の知識取得と経営視点の体得を目的にPBLを受講しました。
 まず、最初は全員で同じ課題に取組むにあたり、全く異なる業界のメンバーが集まったため、着眼点や打ち手に対する考え方が多様であることに驚きました。 私達のチームは既存事業の改善提言をテーマに取り組みましたが、データーが不完全の中でも仮説を組み立てて決めていかねばならない事に直面して、座学主体の詰め込み型の学習では無く、実在する企業への提言研究ならではの気づきを実感しました。
 受講を終えて一番に感じたことは、考え方の引き出しが増えたことです。酒類カテゴリーの責任者でしたが、新たに飲料が加わり飲料・酒類の営業責任者となり、多種多様な人たちとの交流を通じ客観的に物事を俯瞰できるようになっていました。
 これからPBLを受講される方々には、他流試合ならではの学びを通じて、実りある研修にするために、研修中の議論には躊躇せずに飛び込んでほしいと思います。そうする事で自分たちの強み・弱みを客観的に知ることが出来るはずです。

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