プロフェッショナル・ビジネスリーダーコース

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「プロフェショナル・ビジネスリーダーコース(PBL)」を受講して(受講者の声)情報処理 K様

今回、7月の末からベトナムに行ったり、福山にも行きました。いろんな話、講義も聞きました。

とめどなく、自分の心に残っていることを挙げてみました。まず一つ、創発戦略ということを講義でもらいました。ちょっと上目線なんですけど、経営学の中で、創発戦略、これが戦略なんだ。これを戦略と言わなければいけないほど、謙虚な学問なんだなと思いながら聞いた覚えがあります。非意図的で偶発的で、それをこなしていくためには柔軟性だとか、現場情報の取り込みをやっていかないといけない。ただ、これは現場でしょっちゅう起こっている。戦略としてどうかは別として、ということで私の中では深く残りました。

意思決定のところですね。ここのところはですね、不確実性のない意思決定はない。あと、判断基準ですね。明確化していかなければいけない。判断していくことを明らかにしていかなければいけないと言われたことが強く心に残っています。あとは、起業家と経営者の考え方の違い。独力志向なのか周知思考なのか。少なくとも私、会社を含めてですね、どちらかというとこの経営者型の組織の中で動いているということもあって、整然と周知への信頼というのも継続していくことが一つの課題なのかなと感じながら、聞いていました。

あと、ケースメソッドですね。これは今回もいろいろやっていただいたんですけれども、一番私の中で残っているのがグーグルの情報共有型組織でした。グーグルはかなり特殊な企業の前例でしたけれども、情報共有をすることで高い意識づけ、信頼感、自己規律、こういったことが生まれてくる。日頃の経験でもなんとなくですけれども、響いてくる。ここは参考になる部分だと思います。こんな話を聞きながら、今、ケースメソッドとしてやっているのが、今の現状です。
学問的な部分も含めて、お話をいただきました。この部分については知見の再整理と体系化ということで、もう一度整理しないといけないと思っています。ただ、皆さんと議論していて、これだけの企業の方々と話している中で、自分の考えていることも学問で考えられていることも体系化できているかは別として、そんなに間違っていることは考えていない。自信を持っていいのではないか。実務家なりに体系化を図りながら、共通言語にしていきたいなと思います。あとは意思決定の覚悟ですね。インテリジェンスレイヤーという話もありました。主観的確立思考の実践でお話しいただいた部分だと思います。自分のレベルは別として、判断・意思決定をしていかなければいけないところがありますので、そこにはしっかり実践していきたいなと思います。ただ、私、職位的に業務部で経理ですとか、計画立案にも参加している人間としてはですね、幹部に対して、不確定要素や判断基準をどう明確にして出していくか、そのサポートをどう考えていくかと思っています。あとは、意思疎通の重要性ですね。先ほど、創発戦略ですとかグーグルの話もありましたけれども、この辺をうまく回していかないと意思疎通はできない。組織論、体制論に興味を持っているところです。創発戦略は、スピード感や合理性、現場重視を含めて考えていかなければいけない。質の高い意思決定を考えていきたいと改めて思いました。

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修了者からのコメント

JMAマネジメント・インスティチュートの各コースからは、数多くの修了者が輩出されています。
修了者の方々はその後、各社において重責を担うようになり、培った能力をさらに発揮しています。

佐藤 卓爾 氏
佐藤 卓爾 氏
三菱食品株式会社 CSV本部 飲料・酒類グループマネージャー
(2019年度修了)

 コンビニエンス業態向けの酒類カテゴリー営業責任者として、縮小する国内の食品市場の中で、既存の延長ではいつか事業が立ち行かなくなるという課題を抱えていました。 目先の利益を稼ぐために限られたパイプをどうやって競合から勝ち取るのか、また並行して新たな事業領域へどうやって進出するかという事を両立して行う事が重要という認識です。 そのための適切なリソースの配分については大きな課題でした。
 そのため、他業種の方と交流する事による経営戦略の知識取得と経営視点の体得を目的にPBLを受講しました。
 まず、最初は全員で同じ課題に取組むにあたり、全く異なる業界のメンバーが集まったため、着眼点や打ち手に対する考え方が多様であることに驚きました。 私達のチームは既存事業の改善提言をテーマに取り組みましたが、データーが不完全の中でも仮説を組み立てて決めていかねばならない事に直面して、座学主体の詰め込み型の学習では無く、実在する企業への提言研究ならではの気づきを実感しました。
 受講を終えて一番に感じたことは、考え方の引き出しが増えたことです。酒類カテゴリーの責任者でしたが、新たに飲料が加わり飲料・酒類の営業責任者となり、多種多様な人たちとの交流を通じ客観的に物事を俯瞰できるようになっていました。
 これからPBLを受講される方々には、他流試合ならではの学びを通じて、実りある研修にするために、研修中の議論には躊躇せずに飛び込んでほしいと思います。そうする事で自分たちの強み・弱みを客観的に知ることが出来るはずです。

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